「偶然と想像」観てきた

at Bunkamuraル・シネマ
「ドライブ・マイ・カー」でアカデミー作品賞にノミネート、で話題の濱口竜介監督作。(ドライブ・マイ・カーは未見)

偶然と想像のポスター画像
偶然と想像

先週見た「寝ても覚めても」があまりにアレだった(唐田えりかさんBig Up!!!)ので、期待と不安半々でしたがめっちゃ素晴らしかったですね。
見ながらずっと「これ小説で読みたい!」と思ってたんですけど、よく出来た小説を読んでいる感覚で「ああ、そういえばこれ映画だったよな」と何度も気づくような感じというか。
会話のリズムが完全に演出と同義になっているし(棒読みがいつの間にかリアルに立ち上がってきてハッとなる瞬間が各話にあった)、特殊なやり方を試しているのだろうなーとは思わせるけれど、実験的な手法に溺れず何か大きな主題にちゃんと触れているのが素晴らしいですね。
見た直後にもう一度見たいとすぐに思った珍しい作品です。
ドライブ・マイ・カーはどうかなー。