Gorge Clooney "Dead Man Walking in Gorge" とインタビュー

最近、ツイッターでGorgeゴルジェゆっていたら何故かアメリカからデモを送ってくれた方がいたので、OneInchPunch-LabelのSoundCloudにアップしました。あまりに謎過ぎたので、メールインタビューを行なってみました。なかなかオタクっぽいナイスガイです。

Gorge Clooney - Dead Man Walking in Gorge
http://soundcloud.com/oneinchpunch/dead-man-walking



― 初めまして。デモを送ってくれてありがとうございました。自己紹介をお願いします。

初めまして、Gorge Clooneyです。産まれてからずっとアメリカ合衆国コロラド州デンバーに住んでいます。今27歳で、普段は地元のビデオショップで働きながら、音楽を作ったり、映画雑誌にコラムを書いたり、犬の面倒をみたりしています(笑)

― Gorge Clooneyって面白い名前ですが、ジョージ・クルーニーのファンなんですか?

特別に好きという訳ではありませんが、もっとセクシーになりたいと思ったので(笑)
Gorgeをやり始めた時、Gorgeの事をネットで検索していたら、Gorge Clooneyというタイプミスが一番多く結果に出てきたのです。それでGorgeをやる時はこの名前にしようと決めました。まあ、取るに足らないジョークですね(笑)
私は映画がとても好きで、彼の作品のいくつかはとても素晴らしいです。また、彼の社会運動に対する態度は尊敬できるものだと思っています。

― Gorgeとの出会いを教えて下さい。

クライマーの幼馴染が、どこかで手に入れたDJ Nangaのデモのコピーをくれたんです。盤面には、「Enjoy Your Gorge!」という言葉とEメールアドレスだけが書かれていました。幼馴染は、うるさくて変な音楽で気に入らなかったので私にそれを渡したようです。
私は昔から電子音楽やノイズのような音楽が好きだったので、それがエキサイティングなものだと直ぐに分かりました。同時にタムタムを使ったネイティブなビートが、私が今まで好んで聴いてきた音楽全てと繋がると直感したのです。
それまでもトラックメイクはしていたのですが、これからはこのスタイルでやってみようと決めました。まさに直感です。

― Gorge Clooneyでは、Gorgeと映画の融合を目指しているそうですが。

その二つが今の私を象徴するものだからです。
私は生まれつきのシネフィルです。また、音楽を好んで聴くようになったのも映画音楽からでした。その二つを結びつけるのは、私の中ではとても自然な事です。
映画はとても多様なテーマを含んでいますので、そこからトラックのコンセプトを借りることもしています。その事によって、主にネイチャーをテーマにしているGorgeに私なりの奥行きを与えられると信じています。

― なるほど。YAMAHAのQYだけで作っていると聞いたのですが本当ですか?

Gorgeの事を調べていて、DJ NangaはZOOMのリズムマシンで作っていると知りました。
なので、私も手元にある出来るだけチープなガジェットで作ろうと思ったんです。今は、QY-70を2台、BOSSのSP-202という小型サンプラーをメインで使っています。

― 今回アップした「Dead Man Walking in Gorge」についてコメントをお願いします。

先程話した幼馴染がクライミングに行った時に、一緒に行ったクライマーが疲れ果てて「まるで死人が歩いてるようだった」と話してくれた事がありました。本人達にとってはシリアスな状況なんでしょうけど、その言い方が可笑しくって。それで「Dead Man Walking」という映画から象徴的なセリフをサンプルする事を思いつきました。
映画の方はとてもシリアスな内容ですが、私のトラックで表現したかったのは不吉なものではありません。トラックは滝の水音で終わります。Gorgeを進み、困難に打ち勝って、岩を登り切った先に見える日の光といった、ポジティブなイメージです。
私はクライミングはしないのですが(笑)

― 曲の中で聴こえるディストーションギター(?)の音が印象的です。

ワオ!嬉しいです!
あれはサックスのサンプルをギター用のディストーションペダルに通したサウンドです。日本のコウジ・ワカマツの映画「13人連続暴行魔」から、カオル・アベのサックスをサンプルしました。あの映画は最高です!石井さんも好きですよね?DVDが欲しいんです。送ってもらえませんか?

― すいません、、、観たことないです。