FITC TOKYO 2010に行ってきました
昨年に引き続き行ってきました。コーディングの技術的な内容よりも、デザインやクリエイティブに対するインスピレーションを与えてくれるようなセッションが多かったので、あまりメモも取らず、見たり聴いたり感じたりする事に注力してみました。楽しかったですが、お陰で既に記憶がおぼろげです。
以下自分用メモ。
1. Mike Chambers - Flashで作成する高性能モバイルコンテンツ
- 到着が遅れてしまったので、殆ど聞けませんでした、、、
- http://f-site.org/articles/2010/12/05190305.html
2. Andre Michelle - 拍動性クラックル
- http://www.audiotool.com/ の人
- http://lab.andre-michelle.com/
- http://www.inudge.net/
- http://code.google.com/p/tonfall/
- sin波、三角波、ノコギリ波、矩形波やホワイトノイズや振幅、モジュレーションなどシンセサイジングの基本的な話。
- Delayエフェクトをベースに、コーラス、リバーブ、フェイザー、フランジャーを作れる。
- ギター音を作るKarplus strongアルゴリズム。
- パーティクルの振動を音に変換。
- 物理エンジンを使ったシーケンサー。オブジェクトが壁に当たると発音。上から見た風車のような回転物の羽がボールに当たると発音。808の音色でドラムシンセ。
- Loopサウンドの波形を時計の円周に配置、秒針のようなものが再生ヘッド。針の軌道上に障害物を置くことで再生区間・軌道が変化してサウンドが変化。
3. Tom Higgins - Unity入門 – ハイクオリティ・インタラクティブ・3Dコンテンツ
- Unity 3Dという3Dゲーム開発プラットフォームの紹介。
- http://unity3d.com/
- ベースライセンスは無償。
4. Joshua Davis - HYPE Frameworkで創造力を加速する
- Branden HallさんとJoshua Davisさんが開発したAS3のビジュアル・アニメーション向けフレームワーク、HYPE Frameworkの紹介。
- http://www.hypeframework.org/
- JoshuaさんもAS3にはガックリきた、、、らしい。
- Object Poolを使う。
5. MK12 - 『TelephoneMe』と陰謀のための陰謀
- アメリカの映像制作会社「MK12」の最新短編映画「TelephoneMe」に至るまでの10年の歩みを実際の作品を見ながら振り返る趣き。
- 「007 〜慰めの報酬〜」のタイトルバックを作りたくて、勝手に2本製作し「やらせろ、やらせろ」と言い続けたら「もう電話してこないならやらしてやる」と言われてやる事になった。
6. Marco Tempest - オープンソースマジック
- オープンソースの技術のみを使ったガジェットを使ったマジックをする人。
- プロジェクションマッピングやARなど。
- マジックは大変楽しかったし、通訳の女の子がたどたどしさもほっこりポイント。
7. 切通伸人 - アメーバピグ for Androidができるまで
- アメーバピグというサービス自体この時はじめて知る始末。
- FlashPlayer10.1問題なくサクサク動く
- クォータービューの箱型のUI(ビジュアル)なので空いている四隅にボタン類を配置したり限られた画面サイズを有効に利用。
- ボタンは大きく、余白を十分にとる(20pxくらい?)。
- http://www.slideshare.net/modeplus/1204-fitc2010-6025801
8. 中村勇吾 - アクチュアル デザイン
- 文脈を読み替える、違う方向から見ることで新しさ、新鮮さを演出するという話。
- Box2Dを使用して、箱がたまたま積み上がるという奇跡が必ず起こるようにチューニングしたデモ。
- fontparkのフォントは多角形でアウトラインを取ってプルプルさしたりしているので怒られるかと思ったけど最後まで気づかれなかった。
- Webサイトに見えるアニメーション>wonderwall。キャンペーンサイトじゃなくてバナー>UTweet。
- 「常識」という基準が無ければ「新鮮」や「差異」は生まれない。ただ全く新しいものは受け入れてもらえない。
- CMのディレクションシートがFlash
- 映像と音が同期する演出の場合、音よりも映像の方が遅れて認識されるので、微かにずらしている。