「複々製に進路をとれ 粟津潔60年の軌跡」見て来た

@ウチからチャリに乗って3分で有名な川崎市民ミュージアム
50年代から活躍してる人だから、フルクサスとか一柳慧とかべ平連とか天井桟敷とかジョンケージとか高柳昌行みたいなフリージャズとかの60年代〜70年代、パルコ・セゾンカルチャーの80年代〜90年代を一人で体現しちゃう感じの作品群でした。そう考えると戦後から日本のサブ/カウンターカルチャーには分断しているように見えて一本の流れがあるのだなぁと再認識。その流れって2000年代のいまどこに繋がってるんだろう?同時代だから見えないだけかしら。
その後関連イベントで中原昌也ほかの電子音楽イベントを見たんですが、初中原昌也かっこよかった。ムーグのエフェクター4種類くらい使ってた。あと共演の茺哲史*1さんって人が面白かった。このシステムを使ったライブでしたが、音楽ってよりメディアアートだな。その他の共演者もそうだったけど、使うシステム/機材の独創性にかけてて、鳴ってる音そのものは構造的にもオーソドックスな起承転結(静かにはじまって盛り上げてエンディングみたいな)を意識していたように聞こえたのですが、中原昌也だけは出たとこ勝負のパンク魂で、ノイジシャンのそれだった。あと単純に出音太かった。でもなんでうるさい系のノイズのライブって最中に一回眠くなるのかなー。あんなうるさいのに。